1978年から始まった中国の一人っ子政策。
その頃の子供も今や30を越えて中年に差し掛かっている。
そうなると当然、成人病で亡くなるということもありえる。
そして残されたのは年老いた夫婦、他に子供はいない。
今更子供を作ることもできない。
手塩にかけた一人っ子を亡くしてしまうことを失独子 Shīdúzi と言う。
失独子の父母の90%は50歳前後。
やっと、孫の世話でもしながら、のんびり余生を過ごそうと思った矢先に子供を失い生活も苦しくなってしまい病気の世話も見てくれる人もいないと社会問題になっているようだ。
日本の高齢者対策も不安であるが中国も更に不安なのかもしれない。
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